冷静と情熱のあいだ
Calmi Cuori Appassionati
2001・日本
観た日 2002.03.21
観たところ 映画館(蠍座)
ジャンル ロマンス・ドラマ
監督 中江功
出演 竹野内豊、ケリー・チャン、ユースケ・サンタマリア、篠原良子、マイケル・ウォン、椎名桔平

冷静と情熱の間、フィレンツェ
★公式サイト★http://www.excite.co.jp/event/jyonetsu/

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★こんな映画です★
 フィレンツェの工房で絵画の修復士を目指す順正(竹野内豊)は、10年前に別れたあおい(ケリー・チャン)が、今でも忘れられない。ある日、順正はあおいが今、ミラノにいる事を知るが、彼女は青年実業家のマーヴ(マイケル・ウォン)と裕福で充実した生活を送っていた。失意で工房へ戻ってみると、彼が手がけていた絵が切り裂かれると言う事件が起こって、工房は閉鎖、彼は日本へ帰ることになる。
 江國香織と辻仁成の二人の人気作家が、女と男のそれぞれの視点から一章ごと交互に書いて、ひとつの小説として作り上げたベストセラーの映画化。

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★こんな事考えてみました★
 祭日でダンナがお休みだったので、二人で観に行ってきました。公開時に長蛇の列だったと聞いていたので、一回は見ようと思っていたのです。蠍座はいつでも800円なので、レディースデイに行くのはちょっともったいなかったですけど。

 ダンナはえらく気に入った様子で、「観て良かったな〜」と申して居りました。ワタクシ、今まで知りませんでしたが、うちのダンナさん、こういう「ロマンチック」なお話、とても好きなようです。で、ワタクシの方はどうだったかと言うと・・・。

 と〜っても美しい映像でした。フィレンツェの素晴らしい景色に、バックに流れる素晴らしいエンヤの音楽。まさしく、「映像散歩」。気分はすっかりイタリアの空の下。もう後はなんにもいらないです、って感じ。で、ストーリーも無くてもいいや。な〜んて。

 以前、掲示板の方に「ダンナと一緒に行く映画を選ぶのは難しい、ロマンチックな映画だと退屈するだろうし」って書きましたけど、あれは違ってました。退屈するのはダンナの方ではなく、ワタクシの方でした。ゆみたに、こういう「ロマンチ〜ック」な恋愛のお話、ちょっと苦手かも・・・。

 多分、ワタクシ「ほんとの恋をしていない」のでしょう、と思います。こういう、男女の心の「機微」みたいなのが良くわからない。どーして、このあおいさん、順正さんに、な〜んにも説明しないのでしょう。別れる原因になった子供の事だって、ちゃんと説明していれば、別れなかったわけだし(って、それじゃあ、ドラマにならないか・・・)。
 いっつも、ある事無い事、なんでもかんでもしゃべってしまって、「ああぁ、またいらんことを口走ってしまった」と後悔しているゆみたにとしては、「あおいさん、もうちょっとしゃべったからってバチも当たらんのでないの?」と思わないではいられない。

 ワタクシ、個人的に工房の事件の事が納得行かない。フィレンツェは「修復の街」と言われるほど、絵画の修復では有名な街です。そこで有名な工房なんですから、そこにいる人たちは「一流の職人(芸術家ではなくて、あくまでも職人)」ですよね。たとえ、日本から勉強に来ている学生だって、その「職人魂」をまず、学ばせられるはず。一流の職人は決して、あんな風に自分のものじゃない(練習用だとか、一から自分で描いたものだって言うなら別ですけど)絵を切り裂いたりはしませんよ。やろうと思ってもできないはず。だって、それが「職人」ってものでしょ?あの、工房の中に犯人がいる、って絶対変。

 この違和感をず〜っと引きずってしまったのが、あおいと順正の恋の方に感情移入ができなかった原因かな、とか思ったりします。いつものように、原作を読んでは居りませんので、原作ではどう描かれているのかわかりませんが、ワタクシは納得いかない。映画では、はっきり言って二人の恋とは何の関係も無いエピソードなんですよね・・・。(順正が日本へ帰るきっかけだけって感じ)

 この切り裂かれた絵って言うのが実は近年に描かれた贋作で、順正が修復しているうちにそれに気がついて、誰かがそれを隠蔽する為に絵を切り裂いた。切り裂いたのは誰か?贋作とすりかえられたのはいつなのか?誰がすりかえたのか?そして贋作と気がついた順正は命を狙われる!ってお話だったら、めちゃめちゃワタクシ好みですけど、それはまったく別のお話、ですね。

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★ゆみたに的チェ〜ック!★
ケリー・チャンのネックレス ケリー・チャンが最初に登場(フィレンツェに友人の結婚式で来ている)した時にしていたネックレスがステキでした。細い四角い銀色の板(角線って感じカナ?)を輪(丸カン)でつなげた形です。あおいは、宝石店に勤めているんですから、まさかSilverって事はないでしょう、と思います。でもあの形は良い。とても良い。ちょっと作ってみたくなりました。ブレスレットをおそろいで作ったりしたら尚、良いかも。がんばりまっす。

チェロ奏者の指輪 あおいと順正の二人が学生の時、いつも同じところで間違えるチェロの学生と言う人がでてくるのですが、この人は弓を持つ方の手に「銀の指輪」をしていました。こちらは形といい、色といい、間違いなく(ちょっと自信がある)Silverでした。たぶん、ロストワックス(型を取ってそこに溶かした銀を流し込んで作る)製法じゃないかな〜と思いますが、そこまではちょっとわかりません。銀粘土だったりして。ちょっと幅広の平打ち(何も加工してない素の指輪)に、鳥が羽を広げたような形の、けっこう立体的なオブジェがついています。手元がアップになったりして、何回も映るのですが、結局、はっきりどんな形かイマイチよくわかりませんでした。(この絵は、ちょっと想像入ってます。)

 アクセサリーと全然関係ないんですけど、缶コーヒーとか、わざわざブランドがわかるように持つって言うのは、なんだかな〜。『トゥルーマン・ショウ』(1998・米、出演:ジム・キャリー)を思い出してしまった。「缶コーヒーは○○に限るね」なんて突然言ったりしないだけマシ(言ったらコメディだけど)かな?

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