マリー・アントワネットの首飾り
The Affair Of The Necklace
2001・米
観た日 2002.02.28
観たところ 映画館(帝国座会館2)
ジャンル サスペンス・歴史・ドラマ
監督 チャールズ・シャイア
出演 ヒラリー・スワンク、サイモン・ベイカー、エイドリアン・ブロディ、ジョナサン・プライス、ブライアン・コックス、ジョエリー・リチャードソン、クリストファー・ウォーケン

★公式サイト★http://www.necklace.jp/

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★こんな映画です★
 かつて王位についた事もある名門ヴァロア家は、政敵によって、罠に落とされ、滅亡してしまう。一人生き残った9歳のジャンヌは孤児として育つ。ヴァロア家の再興だけを夢見て成長した彼女(ヒラリー・スワンク)は、爵位を得るためだけに愛の無い結婚をして、フランス宮廷へ進出しようとする。ジゴロのレトー(サイモン・ベイカー)は、晩餐会でジャンヌを一目見て自分と共通のものを感じる。二人は急速に接近し、やがてある詐欺を企む。
 フランス王朝崩壊の引き金になったと言われる「首飾り事件」を描いたサスペンス史劇。

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★こんな事考えてみました★
 この映画、すっごく残念な事に出会いが悪かった。
 入っていたお客さんは3割くらいだったかな〜。
『ラットレース』ほどには空いていなかったけれど、皆さんひとつ置きにか、二つ置きに座って前半分はほとんど空席って感じ。ワタクシも、通路から2つ置いて隣には荷物を置いて座って居りましたの。

 予告編も終ろうか、って時に後ろの通路でおばさんの話し声「あそこ空いてるんじゃない?」「ああ、荷物が置いてある」とかなんとか・・・。「うるっさいな〜」(予告編は『家路』〔2001・ポルトガル・フランス、監督:マノエル・デ・オリヴェイラ〕画面にはちょうど、大好きなマルコヴィッチが・・・、)「静かにしてくれよな〜、ワタクシ、真剣なんだから」などと思って居りましたら、ワタクシの隣の席へ来るじゃありませんか!「なに?ワタクシなの!」(「おい、おれかよ」とサマーズの三村風に突っ込むのもOK)って感じ。

 そして、そのおばさんたち二人組みは、座席のワタクシの荷物を指差して「荷物、荷物!」とおっしゃる。「だから、なんなのよ〜!!」
 いや、確かに映画館の座席は荷物置き場じゃあないですよ。でも、席はいっぱい空いてるんだしさ、一言「ここいいですか?」とか「空いてますか?」とか訊いてみたってバチは当たらないと思いません?ワタクシよっぽど意地悪して「隣来るんですけど」とか言ってやろうか、と思いましたですよ。

 もちろん、ワタクシ、根っから意地悪じゃありませんので、荷物は反対側(反対側の席は隣の人が荷物を置いていた)へ移しましたけど。なんだか、「ケチついちゃったな〜、隣でやってる
『キリング・ミー・ソフトリー』にすりゃあ、良かったかな〜、これで映画つまんなかったら最悪〜」とか思いながら観てしまったのでした。

 この日は多分、もともと「ついていない日」だったのでしょうね〜。案の定、映画もつまんなくて最悪〜(「この日」がって事、映画が最悪なわけではありませんよ。つまらなかったのは本当だけど最悪って程ではね・・・)でした。

 あれほど無理やりにワタクシの隣に座ったオバさんもいびきをかいて寝ていらっしゃいましたし、終った後、ワタクシの後ろで話していた女の子(高校生か、大学生くらい?)も「ほとんど寝ちゃってたよ〜」とおっしゃってました。「つまらない」と思ったのはワタクシだけじゃなかったみたい。

 こういう映画って、史実なんだし、事の顛末は大体わかってるんだしで、主人公にどれだけ感情移入ができるか、ってとこが勝負だと思うんですよね。例えば
『13デイズ』は、史実だし、事の顛末は誰でも知ってるけど、大統領やその補佐官の「義理と人情の板ばさみ」みたいな状況には、感情移入せずにはいられない、って人(うちのダンナとか)、けっこういたはず。

 この映画、「薄幸の女性がものすごく苦労して苦労して涙無くしては語れないほど辛い思いをして、お家の再興を成し遂げる」とか、「ジャンヌは本当は革命派の女闘士で、マリー・アントワネットを敵にまわしてものすごい活躍、かっこい〜」とかだったら主人公と一緒になってハラハラドキドキしちゃうんだけど。多少史実と違ってても「ああ、そうだったのかもね〜」なんて思わせられたら、これは映画として大成功ですよね〜。

 歴史物だからって史実に忠実に作らなけりゃいけないってもんでもないでしょう、と思うのですが・・・。で、史実に忠実なら説得力あるか、って言うとそういうもんじゃないんだな〜、って事をひしひしと感じさせてくれる映画でした。
 歴史上のジャンヌが、単なる性悪な詐欺師なもんで、それを忠実に描いちゃってると、たとえ目的が「お家の再興」ってご立派なものだと言われても、全然感情移入できない〜。主人公に感情移入ができないと、サスペンスなのに、「どーでも勝手にやってくれ」って感じがしちゃってぜんぜん緊張感無くなっちゃう。こんなに緊張感の無いサスペンスもちょっとめずらしい、と思ってしまいました。

 ヒラリー・スワンク、とてもがんばっていたと思うのでなんだかもったいない。

 この映画のマリー・アントワネットは、「人を信じやすくて騙され易い世間知らず」と言うより、「ワタクシの立場はどうなります?」とか「裁判で明らかにしてやる!」とか、なんか『アリー・マイ・ラブ』(ただ今、第4シーズンをNHKで放映中)に出てくるクライアント(『アリー・マイ・ラブ』に出てくるクライアントはみんな、「え〜?そんな事で訴えるか、普通?」って感じの事を訴えるためにやってくる)みたい。よっぽど「訴えてやる〜」って叫ぶんじゃないか、と思ったです。

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★ゆみたに的チェ〜ック!★
 この映画はなんと言っても「首飾り」です。まあ、ほんとの宝石じゃなくても、ものすごいリッパなデザイン。アンティーク・ジュエリーそのものって感じです。

 時代物なんで、やっぱり衣装とか美術とかはすごいです。さっすが、マリー・アントワネット時代、とても豪華でした。
 衣装は「アカデミー賞」にもノミネートされていたような気もするんですが・・・、ちょっとはっきりしなくてごめんなさい。

 只ね〜、この時代ってもともとファッションリーダーがマリー・アントワネットって事で、この人あんまり趣味良くないんだよね〜。この歴史的事実を衣装にも忠実に再現しているんで、衣装そのものもイマイチ・・・。大体、頭を高く結って、そこに鳥かごやら船やら乗せるなんて、正気の沙汰とは思えない。この趣味の悪さがフランス革命の原因なんでは?って思えます。美的センスにうるさいフランス人、「アレだけは我慢できない」なんて言って。

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