| 題名『北京のふたり』 (原題)Red Corner |
| 観た日/2001.05.15 チャンネル/WOWOW ジャンル/サスペンス・ドラマ 製作年・国/1997・米 監督/ジョン・アブネット 出演/リチャード・ギア、バイ・リン |
★こんな映画です★
衛星放送の契約の為に中国へ出張した弁護士のジャック・ムーア(リチャード・ギア)は、接待を受けた席で知り合った歌手の女性と一晩を過ごすが、翌朝気がつくと彼女は何者かに殺されていた。犯人として逮捕された彼についた弁護士シェン・ユーリン(バイ・リン)は若い女性でとても頼りになりそうにない。しかも、死刑を逃れる為には罪を認めるしかない、と言う。ジャックは、身の潔白を証明する為、孤独な法廷闘争を始める事になる。サスペンス。
★こんな事考えてみました★
うーん、なんとも中途半端なサスペンスなんですよねー。自分が殺したんでなければ、じゃ、誰が?って考えると、自然に犯人はわかっちゃうし・・・。「いや、犯人探しがメインなんじゃない、これは中国の人権問題を扱った社会ドラマなのだ」って言うんだったら、あの、「終わりよければすべて良し」みたいなとーってもハリウッド的なラストは何?ってなるし・・・。
確かに、ハリウッドで作った北京の町並みのセットはすばらしいです。でも、そのセットを映したいがため?と思えてしまうように、唐突に主人公が町じゅう走り回るっちゅうのは・・・(しかも、あんなに走ったのに、結局状況は何も変わらない)。
この映画、リチャード・ギアを主人公に据えたのが、そもそもの間違いなのでは?と思えてしまいました。いや、リチャード・ギア本人が悪いわけでは無くて、(リチャード・ギアは相変わらずセクシーだし、かっこいいです)もっと言うなら中国を舞台にしてリチャード・ギアを起用したのが悪いと言うか。
リチャード・ギアは俳優の傍ら、中国のチベット問題に関わってきた人で、この人を起用して、中国の話をしようと思ったら、それは「人権問題」抜き、と言うわけには行かないでしょう。
でも、この映画で描くべきだったのは、「ごく、ありふれた民間人が、外国へ行って突如事件に巻き込まれ、犯人として投獄されるが、言葉は通じないし、わけわからん因習はあるし、アメリカでの法廷闘争の常識は通用しない、孤立無援の恐怖」ってとこで、「人権問題はさておき」って感じだと思うんですよね。
リーチャード・ギアが、中国に入国できなかったせいで巨大なセットを作るハメになっちゃったし、作ったセットをちょこっとしか映さないなんてもったいないから、彼を走らせて『逃亡者』(1993年ハリソン・フォード主演)みたいなシーンを作る事になっちゃうし・・・・。
で、結局あれもこれもと詰め込み過ぎて、なーんか、消化不良になっちゃった、みたいな感じなんですよね〜。
中国の人権問題はあきらめて、舞台を日本にして、その警察と司法の「横暴と腐敗」ぶりを鋭くえぐれば・・・。ダメですかね〜。
★ゆみたに的チェ〜ック!★
バイ・リンの服装は、中国風のなんかカンフー着みたいな感じ。法廷でもその服なので、アクセサリーはなしです。(しかしな〜、「中華人民共和国」の弁護士なら、余計にあんな風な服装はしないと思うがな〜。絶対、スーツのガチガチな感じの服だと思う)
この映画で観るべきなのはやっぱりオープンセットで作ったと言う、北京の町並みでしょうね〜。わざわざリチャード・ギアが走って案内してくれますので、たっぷり堪能しなければ・・・。
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