題名『ハンニバル』
(原題)Hannibal
観た日/2001.04.12
チャンネル/映画館(松竹遊楽館1)
ジャンル/サスペンス・ホラー・ドラマ・ミステリー
製作年・国/2000・米
監督/リドリー・スコット
出演/アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア

★こんな映画です★
 『羊たちの沈黙』から、10年。訓練生だったクラリスも、ベテランのFBI捜査官となった。
 レクターに恨みを持つ、大富豪のメイスンは、クラリスを利用して、行方不明のレクターの消息をつかもうとする。
 大ヒット・スリラー続編。

★こんな事考えてみました★
 「大ヒットスリラー続編」とありますが、まるっきり別の物語と思った方が良いです。雰囲気も、映像も、手触りもまるで「違う」映画でした。

 レクター博士とても恐かったです。こんな恐い人はいませんよ。ほんと、恐い、でもかっこいい〜。姿もいいし、声もステキ、しかし、恐い。わかるかな〜、このカンジ!

 映像の美しい映画でした。フィレンツェの景色とか、大富豪メイスンの屋敷とか。その景色の美しさとの対比で、殺人の残虐さを際立たせるって手法なのかな?
 『羊たちの沈黙』の方は、舞台がアメリカの中西部だとか、蛾が出てくるとか、なんとなく、乾いてパサパサしたような印象(蛾の羽の粉っぽいかんじ)でしたが、『ハンニバル』は、非常に湿っていてウェットな感じが、ワタクシはいたしました。

 「サスペンス」という点から言えば、『羊たちの沈黙』のほうがサスペンスフルでございました。でも、この映画、きっとジャンルで言っても「サスペンス」じゃないんだろうなぁ・・・。

★ゆみたに的チェ〜ック!★
 この映画、R-15指定で、「かなた。」さんから「観たいのに」ってお話があったので、もうちょこっと、R指定のお話を。

 この映画、確かに残虐なシーンもありまして、ワタクシ的にはあんまり若い人にはお奨めしたくないかな〜って気はします。でも。映像のことだけ言うと、先日観た
『レザレクション』(こっちはPG12〔小学生以下単独鑑賞禁止〕)のほうがよっぽど嫌だったです。『レザレクション』の方はたとえ高校生でも、ワタクシが親だったら「見せたくない」と思うでしょう。

 この映画が、R-15指定なのはたぶん、映像のことだけではないんでしょうね〜。
 「どこがどうで、こうだからR指定にしました」って説明がないので、これはまったくワタクシの解釈ではございますが、この映画の問題は、「ハンニバル・レクター」がかっこよすぎる、って点だと思うんです。
 この映画の「レクター」は、ヒーローなんですよね。とてもダークな「スーパーマン」とか、実は殺人鬼だった「バットマン」みたいなかんじ。殺人鬼ではありますが、意味なく人を殺しているってわけじゃない、と言うことで、「いい人じゃ〜ん」みたいに勘違いする人が、絶対いないとも限らない・・・。だから、そういう所、説明しなくてもわかる年齢になるまで、ちょっと待ってね、って事なんじゃないかなぁ。

 ところで、こういう所謂「おじさん」「おばさん」しか出演しない、若いかっこいい人が出ているわけでもない映画って、15歳以下の若い人が観ても、同じようにおもしろい、と思うんだろうか・・・。

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